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2020年6月16日火曜日

免疫力を高めるビタミンD:ネットワークビジネスのための免疫セミナー

ネットワーカーのための免疫セミナー第20回

今回の内容は
免疫力を高めるビタミンD
免疫力を高めるビタミンDその2

ネットワークビジネス従事者の皆さん、ビジネスにお誘いする際には、正しい知識の基、正確に説明しましょう!

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免疫力を高めるビタミンD

免疫力を高める栄養素として欧米で注目されているのはビタミンDです。新型コロナウイルスの対策のための研究の中から明らかになってきました。

ビタミンDというと、日本の栄養学では骨を強化するビタミンという認識で、ビタミンDの摂取が少ないと骨粗鬆症のリスクが高まることが知られています。ビタミンDは日光を浴びることで紫外線の作用によって活性化しますが、日本のビタミンDの摂取基準は、あくまで骨の強化のためであって、免疫力を高めるために必要な量とはなっていません。

ビタミンDと免疫の関係性の研究は以前から欧米では盛んに行われてきた実績があり、新たな病原菌やウイルスの発見、感染拡大があるたびに、その抑制のために、どれくらいの効果があるのかについての研究が行われてきた背景があります。そういったことから、ビタミンDの血液中の濃度と新型コロナウイルスの死亡率の関係性については、欧米で次々と研究発表がされています。

イギリスのアングリア・ラスキン大学とクィーン・エリザベス病院では、ヨーロッパ20か国を対象にして、ビタミンDの平均濃度と新型コロナウイルスの感染率や死亡率について研究を行っています。その結果、新型コロナウイルスの死亡率が高いイタリアとスペインではビタミンDの平均濃度が低く、感染者が少なく死亡率が低い北欧諸国ではビタミンDの平均濃度が高くなっていました。

紫外線が強い南欧諸国でのほうがビタミンDの濃度が高くなってもよさそうですが、実際には紫外線が強すぎることから強い太陽光を避ける生活をする傾向があり、濃度を低くさせていると考えられています。それに対して北欧諸国では積極的に太陽光を浴びているとともに、ビタミンDが豊富に含まれる鱈の肝油などを食べていること、紫外線不足からビタミンDのサプリメントを摂っている人が多いことも関係しているようです。
免疫力を高めるビタミンDその2

免疫を高める作用についての欧米での研究について、イギリスでの研究発表に続く情報の第二弾です。

アメリカのノースウエスト大学の研究では、中国、フランス、ドイツ、イタリア、イラン、韓国、スペイン、スイス、イギリス、アメリカの医療体制や質、検査規模、年齢などと新型コロナウイルスの死亡率について分析されていますが、これらのデータには関連性を裏付けるものはみられませんでした。しかし、ビタミンDの濃度と新型コロナウイルスの死亡率の関連性については、イタリア、スペイン、イギリスなどの新型コロナウイルスの死亡率が高い国の患者は、死亡率が高くない国々の患者よりもビタミンDの濃度が低くなっていました。

その効果ですが、ビタミンDには新型コロナウイルスの死亡率を半分に抑える可能性があると発表されています。これをみると、ビタミンDが大きく欠乏している新型コロナウイルスの患者は、新型コロナウイルスの増殖によって重症化する可能性が2倍にもなるということになります。

どうしてビタミンDが新型コロナウイルスに関係するのかということについては、新型コロナウイルスによって炎症性サイトカインが過剰に放出されて、免疫細胞の白血球の働きにブレーキがかからず、正常な細胞を攻撃するサイトカインストーム(免疫暴走)が起こるからだと考えられています。ビタミンDには白血球の反応を調整して、白血球が過剰に炎症性サイトカインを放出するのを防ぐ働きがあります。

ビタミンDの推奨摂取量は日本の場合には18歳以上では1日に5.5μg(マイクログラム)となっていますが、今回の研究では成人は1日に10μgと約2倍の摂取が推奨されています。この量を鶏卵(卵黄)から摂ろうとしたら1日に5個を食べなければならないことになります。鯖の水煮なら100g、塩鮭なら50g、しらす干しなら25gの量になります。

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