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2020年6月21日日曜日

緑茶を飲むだけで免疫が向上するのか:ネットワークビジネスのための免疫セミナー

ネットワーカーのための免疫セミナー第35回

今回の内容は
緑茶を飲むだけで免疫が向上するのか

ネットワークビジネス従事者の皆さん、ビジネスにお誘いする際には、正しい知識の基、正確に説明しましょう!

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緑茶を飲むだけで免疫が向上するのか

緑茶は新型コロナウイルスにも効果があると言われるほど免疫向上の機能があるとされています。緑茶といっても種類があるのですが、注目されているのは抗酸化成分のカテキンです。カテキンはポリフェノールの一種で、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピカテキンの4種類があります。このうち緑茶にはエピガロカテキンガレートが多く含まれ、他の3種類のカテキンと同量、つまり半分の量を占めています。

エピガロカテキンガレートは抗酸化力が強いのに対して、エピガロカテキンには免疫細胞の白血球のマクロファージを活性化させることが知られています。マクロファージは貪食といって、外敵を内部に取り込んで処理をします。ただ処理するだけでなく、どんな外敵を、どれくらい処理したのかという情報をサイトカインによって伝達して、外敵に最適な組み合わせで白血球とリンパ球が攻撃するという仕組みになっています。

マクロファージは取り込んだ外敵に対して、内部で活性酸素を発生させて破壊しています。次に取り込むときには、この発生した活性酸素が外部に漏れ出します。そのためにマクロファージが貪食をするほど体内での活性酸素が増えることになります。活性酸素が多い状態では全身の細胞の働きが低下することになるので、早めに消去しておかないと細胞の機能を低下させ、免疫を低下させることにもなります。そこで活躍するのがエピガロカテキンガレートで、それが多く含まれた緑茶を飲むことが重要になるということです。

抗酸化物質は体内で酸化することによって、身体の細胞が酸化しないようにするものです。酸化しやすいのが抗酸化物質で、それが体内に入る前に酸化したのでは、せっかくの効果がなくなります。それどころか酸化したものを摂ってしまうことになります。緑茶の茶葉は乾燥しているときには変化はしないのですが、お湯を注いだ瞬間から酸化が始まります。すぐに飲めば問題はないものの、お湯を注いでから30分も経過すると完全に酸化しています。それにお湯を注いで飲むのは、まるで活性酸素を飲んでいるような状態になってしまうのです。

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