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2020年6月16日火曜日

感染拡大から考える国民的免疫 。感染拡大から考える糖尿病による免疫低下

ネットワーカーのための免疫セミナー第12回

今回の内容は
感染拡大から考える国民的免疫
感染拡大から考える糖尿病による免疫低下

ネットワークビジネス従事者の皆さん、ビジネスにお誘いする際には、正しい知識の基、正確に説明しましょう!

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感染拡大から考える国民的免疫

新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための外出自粛と合わせて、運動不足は健康維持には大きなマイナスとなることから緊急事態宣言の発令のときでも、散歩とジョギングは妨げるものではないということが発信されました。しかし、外出自粛のレベルが8割減、会社も役所も8割源が求められる状況になると、歩く機会が大きく減って、このことが単純な健康度の低下というだけでなく、新型コロナウイルスの感染防止にも大きな影響を与えることが心配されています。

世界の感染状況と死亡の確率を見ていくと、国によって大きな差が現れていることから、これは国の緊急対策の結果、医療体制の違いであると言われていますが、これに加えたほうがよいのは免疫の違いです。免疫は身体によって味方になるものと敵になるものを判別して、敵だけを攻撃する身体に備わった能力を指しています。その能力の程度が免疫力となります。免疫力は民族によっても違いがあって、欧米に比較すると日本人は低くなっています。それなのに日本の感染拡大が遅くて、致死率が低いのは、これだけ対策が遅れていると言われる中でも、まだ頑張っているということが言えます。

免疫力は年齢によって徐々に低下してくるので、高齢化率が高い国は、どうしても感染拡大しやすくなります。高齢化率のトップは日本で、次がイタリアです。ポルトガル、ドイツと続いているのですが、これを見ても致死率が極めて低いドイツがランキングされているので、やはり対策こそが重要だということが見えてきます。

ウイルスは抑え込んだとしても、死滅してなくなるものではありません。治療薬が完成していれば、完全に抑え込むことができるのかもしれませんが、治療薬が望めない中では、体内に残っているウイルスとともに生きていくしかないのが宿命です。抑え込んだままにしておくには、自分自身の免疫システムの維持にかかっています。免疫力が低下しないようにすることが再び感染しないための最大の方法となるのですが、残念ながら加齢によって免疫力は低下していって、しかも日本は世界一の高齢化率なので、再び感染が始まることが懸念されています。

国民的な再感染の防止、新たなウイルスの防御を考えると、国民的な免疫強化の方法を今から始めるべきではないか、と考えています。そのために何から始めるべきなのかというと、まずは歩く機会を増やすという簡単なことから検討するべきではないかとも考えることです。
感染拡大から考える糖尿病による免疫低下

新型コロナウイルスの感染拡大によって、感染しやすい人と重症化しやすい人が知られるようになってきました。初めのうちは海外と同様に高齢者の感染者が多かったことから、海外のデータで明らかになってきた喫煙者と糖尿病患者のリスクの高さが言われていました。今では年齢層に関係なく感染が拡大していることから、リスクの見直しがされていますが、それでも糖尿病患者のリスクは高いままです。

糖尿病患者は免疫が低いことについては以前から言われ続けてきていました。その理由の一つが免疫細胞の好中球の活動が低下することです。免疫細胞は外敵を攻撃する兵隊のようなもので、白血球とリンパ球があり、好中球は白血球の一つです。非常に数が多くて、物量作戦のように数で勝負する白血球です。免疫の第一防御ラインが好中球で、これで対応できないときには大きな白血球のマクロファージが登場して大量に取り込み、外敵を破壊していきます。

好中球の活動が低下することは第一防御ラインが破られることになるので、確かに免疫が低下して、ウイルスの活動が抑えきれないことなるものの、それに続く防御ラインが正常に働いていればウイルスは抑え込めるはずです。それができていないということは、好中球以外の免疫の低下があって、新型コロナウイルスが抑制できないことが考えられます。

マクロファージで対応できないときには、次にリンパ球が登場します。リンパ球には、抗体を作り出すB細胞と、直接攻撃するT細胞があります。抗体は銃弾のようなもので、T細胞はミサイルにたとえられます。免疫細胞は、どれも血液中を流れてパトロールしていて、異常があったところに素早く駆けつけることによって対応しています。それが遅れると免疫力も低下することになります。

糖尿病は血液中にブドウ糖が増えすぎて、そのブドウ糖が尿に混じって排出されるものと一般には認識されているようですが、それがブドウ糖の流れを見ているだけのことで、血液中のブドウ糖が多くなったときには血管の細胞にブドウ糖が取り込まれて糖アルコールに変化します。細胞は一定の水分量が保持されている状態で新陳代謝が行われますが、糖アルコールが触れると全体的に水分量が増えて、新陳代謝が低下します。そのために血管の細胞の再生が間に合わなくなって、徐々に血管が傷んでいきます。これが続くことによって血管が硬くなり、弾力性が低下して、血流が大きく低下するようになります。

こういった状態では血液中をパトロールしている免疫細胞の到着が遅れるようになります。これは動脈の場合で、毛細血管では細胞の老化よりも直接的な変化が起こっています。毛細血管が直径が8μmで、ここを通過する赤血球は10μmの大きさがあります。赤血球はつぶれるようにして1個ずつ通過していきます。ところが、血液中のブドウ糖が多くなりすぎると赤血球がくっついてしまい、通過できない赤血球も現れます。そのために毛細血管から先に酸素が運ばれなくなって、全身の細胞に影響が出ると同時に、免疫細胞も毛細血管を通過するのに時間がかかるようになって、免疫が低下することになるのです。

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