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2020年6月24日水曜日

肉を食べると免疫が低下するのか:ネットワークビジネスのための免疫セミナー

ネットワーカーのための免疫セミナー第36回

今回の内容は
肉を食べると免疫が低下するのか

ネットワークビジネス従事者の皆さん、ビジネスにお誘いする際には、正しい知識の基、正確に説明しましょう!

腸内環境を整えることが免疫を向上させることは随分と知られるようになってきました。腸内環境というのは、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスによって保たれるもので、一般には日和見菌を除いた善玉菌と悪玉菌の割合は2:1になっているのが、よい状態と言われています。日和見菌については別の機会に紹介させてもらいます。

善玉菌も悪玉菌も、やっていることは同じで、エサとなる栄養源を取り入れて、細胞内で代謝を行い、不要となったものを外に出しています。出すものが違っていて、善玉菌は酸性物質を出すために腸内が酸性傾向に保たれます。腸内は酸性化することによって健康状態が維持されることもあり、善玉菌が増えやすい環境になります。悪玉菌はアルカリ物質を出すために腸内の酸性度が下がっていきます。この状態で悪玉菌が増えやすくなり、便通が悪くなります。要は、人間にとってよいことをしてくれるのが善玉菌、よくないことをするのが悪玉菌と分けて呼んでいるということです。

善玉菌と悪玉菌は主に取り入れる栄養源が違っていて、善玉菌は糖質(ご飯、パン、麺類、芋類、砂糖など)、乳製品、食物繊維となっています。乳製品の中に含まれる乳糖が主なエサで、食物繊維は大腸で分解されると糖質となります。悪玉菌が主に取り入れているのは動物性たんぱく質と脂肪です。肉と脂肪が多い洋食は悪玉菌が増えやすいということです。

腸内細菌の総数はほぼ決まっていて、善玉菌が増えると悪玉菌が減っていき、悪玉菌が増えると善玉菌が減っていきます。悪玉菌が増えると有害物質が多く作られるようになり、これが大腸壁から血管へと入ります。これを処理するために免疫細胞が多く働くようになり、外敵に対して働く免疫細胞が減ることになります。善玉菌が増えると免疫細胞の白血球が取り込んで処理をするようになり、常に戦っている状態となります。そのことによって免疫細胞が強化され、免疫力が高まっていくことになるのです。

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