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2020年6月16日火曜日

免疫とストレスホルモン・感染拡大から考える免疫対策の運動

ネットワーカーのための免疫セミナー第18回

今回の内容は
免疫とストレスホルモン
感染拡大から考える免疫対策の運動

ネットワークビジネス従事者の皆さん、ビジネスにお誘いする際には、正しい知識の基、正確に説明しましょう!

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免疫とストレスホルモン

新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、ストレスが免疫を低下させることが知られて、ストレスをためないようにすべきことにも注目が集まりました。ストレスを解消するということを言い訳に酒にタバコ、パチンコをあげる人もいます。このご時世にパチンコは論外だとしても、タバコも免疫ということでは低下させるほうに作用します。飲酒は適度な量とされる日本酒換算で1合までで止めておけるなら免疫を高めることができます。といっても酔いが残っている間だけだとされています。

ストレスによって免疫が低下するのはストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールが多く分泌されるからです。コルチゾールは副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンで、ストレスがかかると10~20分で2~3倍にも増加することが知られています。コルチゾールは免疫だけでなく、中枢神経にも代謝にも影響を与えていて、長期間にわたって過剰に分泌されていると脳の記憶に関わる海馬を萎縮させて、認知機能にも影響するようになります。

ここまで読むとコルチゾールは悪玉という印象が抱かれるのですが、ストレスがかかることによって脂肪細胞の中に蓄積された中性脂肪が分解されて、血液中に放出され、体脂肪を減らしてダイエットにつながります。就寝中はエネルギーを使っていないわけではなくて、寝たきり状態でも使われる基礎代謝は70%ほどを占めています。就寝中はほとんど身体を動かしていないのにエネルギーは必要ということで、身体を動かさずに中性脂肪を分解する必要性があります。その仕組みを支えているのがコルチゾールの存在です。

就寝中のコルチゾール分泌が盛んになるのは深夜の2~4時の間で、この間に分泌されたコルチゾールが血液中で濃くなるのは早朝になります。早起きしすぎるのではなくて、適度な時間まで眠っていると、無理することなく体脂肪が減って、起きてから、これを使って効果的にエネルギーが作られることになります。睡眠時間が長くなると体脂肪は減りにくくなり、逆に短くなっても体脂肪が減りにくくなります。その理由として、コルチゾールの存在があげられているのです。

コルチゾールの分泌を盛んにするためには、分泌量が多い時間帯に熟睡していることが必要で、できるだけ早めに就寝したほうがよいことになります。ただし、就寝前に飲酒をしすぎると、就寝中に自律神経の交感神経の働きが盛んになって、眠りが浅くなるので、あまり遅い時間まで飲まないようにすることです。
感染拡大から考える免疫対策の運動

新型コロナウイルスの感染拡大によってアメリカの大手スポーツジムのゴールドジムが破産申請をして、密閉空間で密集して密接な関係でトレーニングをするスポーツジムの危険性が再び注目されることになりました。フランチャイズは影響を受けることはないとのことですが、日本のゴールドジムはフランチャイズなので継続されるといっても、スポーツジムは少ない従業員が密着している多くの利用者を管理することで成り立っている業種なので、新しい生活様式でも厳しい状況は続きます。

年齢層が高い女性を対象としたサーキットトレーニングのジムは、無酸素運動の器具トレーニングと有酸素運動のジョギングステップを交互に繰り返すものですが、これも密閉、密着、密接の3条件が重なるために世界と同様に国内の全店舗も臨時休業をしています。新しい生活様式は感染拡大地域を残して徐々に解除されていくはずですが、3密の業種は後回しになることは普通に想像されることです。

筋肉に激しい負荷をかける運動は免疫ということでは低下させる可能性があるのに対して、サーキットトレーニングは適度に筋肉を刺激して、有酸素運動の効果もあることから病原菌などと戦う免疫は向上が期待できます。新しい生活様式の中でも、免疫力は高めておくべきで、サーキットトレーニングはすすめられるものとなりますが、既存のジムは3密状態で実施されるものです。そこで、“新しい生活様式”のサーキットトレーニングが求められるようになっています。

マシンを使っての筋肉トレーニングは、どうしても施設内での実施となるので、そこで提案しているのは外で実施できる筋肉トレーニングと有酸素運動です。具体的には速歩と普通歩行を交互に繰り返すインターバルウォーキングによって、筋肉の3要素の筋力、筋持久力、筋代謝力を同時に鍛えて、免疫力も高める方法となっています。

筋肉トレーニングの方法は、外出自粛が続く中でSNSによって多くの方法が紹介されていますが、その多くは筋力の強化のためのもので、免疫強化につながる筋持久力、筋代謝力は負荷が弱くても継続的な運動が必要で、それを歩くという取り入れやすく、続けやすい方法で得ようというのがインターバルウォーキングの目的となっています。

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