ネット広告で頻繁に目にしたブロリコに優良誤認だと措置命令が出されました。
楽天市場で売られているブロリコの画像
イマジン・グローバル・ケア株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について
消費者庁は、本日、イマジン・グローバル・ケア株式会社(以下「イマジン・グローバル・ケア」といいます。)に対し、同社が供給する「ブロリコ」と称する食品に係る表示について、景品表示法に違反する行為(同法第5条第1号(優良誤認)に該当)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令を行いました。
違反行為者の概要
名称:イマジン・グローバル・ケア株式会社(法人番号 8010001141743)
所在地:東京都港区六本木三丁目16番12号六本木KSビル8F
代表者:代表取締役 木下 弘貴
設立年月:平成18年4月
資本金:1000万円(令和元年10月現在)
対象商品:「ブロリコ」と称する食品
ネット広告で頻繁に見かけて、大学との共同研究だとかで、専門家が噛んでいるだろうから大丈夫なんでしょう と思っていたら(笑)
ウェブサイトに
「免疫力を高める方法についての情報 ブロリコ研究所」、「免疫低下で病気を招く」及び「免疫を高めるブロリコ」、「もっと知りたい! 今話題のブロリコと自然免疫活性成分っ
て?」並びに「免疫力を高めるブロリコ」と表示。
冊子やチラシにおいて、例えば、本件冊子において、「免疫力を高めるブロリコとの出会い」、「免疫が下がるとあらゆる疾病リスクが高まる」等と表示。
記憶では、ネット広告から飛んだところは「ガン」に効果があるみたいなことが表示されていたと。
消費者庁は、そんな表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたが、イマジン・グローバル・ケアは、表示に係る裏付け資料を提出したけど、表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものではないとされ、今回の措置命令がとられたということです。
「エビデンスがある・・・」と良く聞きますが、少なくともヒトを対象にした広告ですから、ビーカー内の実験とかではなく、またチンケな学会発表や論文ではなく、学術論文じゃなければ「合理的な根拠を示す資料」とは認められないと思います。
機能性表示食品では、機能性(広い意味で効能効果)の評価方法
届出者は当該製品について、
1:最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
2:最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
3:最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
参考にしてください。
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