ネットワーカーのための免疫セミナー第30回 今回の内容は ■自律神経調整で免疫を向上 ネットワークビジネス従事者の皆さん、ビジネスにお誘いする際には、正しい知識の基、正確に説明しましょう! |
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自律神経調整で免疫を向上 自律神経は交感神経と副交感神経に大きく分かれ、それぞれ逆の働きをしています。心臓の働きは交感神経によって盛んになり、副交感神経によって抑えられます。多くの内臓や臓器は交感神経がメインで、副交感神経がサブとなっているのですが、消化と吸収は違っていて、交感神経の働きが盛んになると胃液の分泌量が減り、腸壁からの吸収量が減り、腸の蠕動運動も低下するようになります。交感神経が盛んに働いて心身ともに興奮状態になっているときには、胃腸の働きは低下しているということです。 これとは逆に、副交感神経が盛んに働いているときには本来ならリラックスした状態なのに、胃液の分泌量が増えて消化が進み、腸壁からの吸収が進んで、腸の蠕動運動が盛んになります。副交感神経の働きがよいときには便通がよくなり、交感神経の働きがよいときには便通が悪くなるということです。高齢者の身体的な特性の一つに、便通が悪くなることがあげられます。年齢を重ねるほど胃液が減って、腸の酸性度が下がり、腸内環境が善玉菌の増えやすい状況ではなくなり、悪玉菌が増えてしまうことになるからです。 高齢者というと、若いときに比べると興奮しにくいように思われがちですが、交感神経の増減には変化がないのに、副交感神経は盛んになりにくいために、交感神経による興奮状態が抑えにくくなります。このメカニズムが、便通に影響をすることになっているのです。 高齢になると副交感神経の働きが低下するということになると、免疫にとっては難しい判断となります。交感神経が盛んに働いているときには免疫細胞の白血球は増加しますが、リンパ球は減少します。副交感神経の働きが盛んなときにはリンパ球が増加して、白血球が減少します。病原菌などと戦うときには、白血球が先に働いて、白血球だけで対処できないときにはリンパ球が働くという順番になっています。 免疫力を高めるためには、どちらが優位に働いているという状態ではなく、交感神経と副交感神経がバランスをとって本来の働きをしている状態が好ましいということになります。 |
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