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2020年6月15日月曜日

ウォーキングが免疫で高まる理由。スポーツ選手は免疫が下がるのはなぜか

ネットワーカーのための免疫セミナー第4回

今回の内容は
ウォーキングが免疫で高まる理由
なぜスポーツ選手は免疫が下がるのか

ネットワークビジネス従事者の皆さん、ビジネスにお誘いする際には、正しい知識の基、正確に説明しましょう!

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ウォーキングが免疫で高まる理由

ウォーキングの効果がメディアに取り上げられる機会が増え、その効果として血流促進や心肺機能の向上、ダイエット効果、検査数値(血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値)の改善などが紹介されています。番組の企画としては、他に魅力的な効果を伝えたいということで相談を受けていますが、今は免疫の向上の話をしています。

免疫を向上させる理由は複数ありますが、今回、仕組みとして話したのは血流の促進による免疫細胞のスムーズな流れです。免疫細胞の白血球とリンパ球は血液の中を流れています。
流れがよければ、もしも病原菌などの闘うべきものがあったときには、そこにいち早く駆けつけて、対処することができます。

消防車にたとえると、火事が起こったときに、すぐに駆けつけられれば小火(ボヤ)の段階で消火することができます。ところが、道が混雑していると渋滞に巻き込まれて、サイレンを鳴らしていても到着に時間がかかって全焼してしまうかもしれません。

渋滞の原因は血液中に多くなりすぎたブドウ糖と中性脂肪です。ということは、ブドウ糖と中性脂肪が適度な量であれば血流の低下を防ぐことができるわけです。さらに運動によって血流がよくなれば免疫が高められるわけですが、有酸素運動は酸素を用いて細胞のミトコンドリアの中でブドウ糖と脂肪酸を燃焼させてエネルギーを作り出しているので、血液中のブドウ糖と中性脂肪を抑制することができます。だから、有酸素運動の代表のウォーキングをすすめているわけです。
なぜスポーツ選手は免疫が下がるのか

運動は健康によいというイメージがあり、スポーツ選手は健康体と思われがちです。しかし、スポーツ選手も体育教師も実は平均寿命が短いことがわかっています。運動は体内で活性酸素が多く発生して細胞を傷つけていくことから、活性酸素の消去が「運動=健康」のカギと言われました。そして、抗酸化成分の摂取がスポーツ選手には必須ということが広まっていきました。

抗酸化成分としてスポーツ選手によく使われているものにコエンザイムQ10があります。
コエンザイムQ10は細胞のミトコンドリアの中でエネルギー産生をする代謝に必要なヒトケミカルの一つで、以前は医薬品であったものが食品としても使用することが許可され、コエンザイムQ10はサプリメントの人気素材となりました。しかし、コエンザイムQ10は代謝では抗疲労が注目されて機能性表示食品にもなり、抗酸化成分としても使われています。

免疫とコエンザイムQ10の関係がわかるようになって、コエンザイムQ10の不足は免疫を低下させるだけでなく、運動することによって免疫が低下する可能性が高いこともわかってきました。コエンザイムQ10は20歳代をピ

ークに徐々に体内で合成される量が低下して、蓄積量も減っていきます。その状態で運動をすると筋肉を動かすことによってコエンザイムQ10は減少していきます。

免疫細胞の白血球もコエンザイムQ10を用いてエネルギー産生を行っているので、コエンザイムQ10が減少したら白血球で作り出されるエネルギーが減ることになり、白血球が担っている免疫も低下していくことになります。だから、運動をするときにはコエンザイムQ10を補うべきであり、筋肉を激しく使うスポーツ選手は多くの量を必要とするわけです。

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